世界三大オイルと言われるものは、ホホバオイル、オリーブオイルにカメリアオイルです。
日本でカメリアオイルは馴染みのあまりない名かもしれませんが、椿油のことです。
椿(ヤブツバキ)の学名は、「カメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)」です。
ヨーロッパに椿を紹介したキリスト教の宣教師であり、植物学者でもあったゲオルグ・ジョセフ・カメルの名にちなみ、西洋で椿のことを「カメリア」と呼びます。
その「カメリア」の種を搾った油ということで、カメリアオイルと世界的には言われているわけです。
ただ、このカメリアオイルは、ツバキ科ツバキ属の植物から取れる油のこと。
日本原産のヤブツバキから採取される「椿油」は、カメリアオイルの一種と言えます。
世界的に流通しているカメリアオイルの多くは、中国などアジアに広く分布するツバキ属のチャノキ(茶実)やユチャ(山茶)の実から搾られる植物油といわれます。