椿油の名産地
日本では「東の伊豆諸島」、「西の五島列島」と言われる椿油の名産地。
ただ、古くからの椿油の名産地と言えば長崎・五島列島の名が上がります。
なんと言っても、五島椿油本舗がある長崎県の県花は「椿」。
県内各地に咲き誇り、私たち長崎の人たちに最も馴染みのある花なんです。
そんな長崎県人が親しむ椿の種から抽出した椿油が、長崎の名産品であることは必然的なことだったんですね。
特に五島列島の各島には、天然のヤブツバキが数多く自生し、島によっては一面に椿が咲き乱れる風景が圧巻です。
五島で取れるヤブツバキの種を搾った椿油は、高品質で知られ、昔から食用油や整髪油などとして使われてきました。
江戸時代には年貢として納められ、納税の対象物だったという記録が残っています。
五島の名物として知られる五島うどんは今も、うどん製造の際に椿油を練り込んだり、塗ったりしています。
五島列島のほかにも、平戸など長崎県には椿の産地が多数あります。
五島椿本舗が製造している純度100%の椿油も、使用している椿は五島列島や平戸など長崎県産が中心です。