五島椿本舗のスタッフは秋になると、自社椿農園などで完熟したヤブツバキの実を皮付きのまま1つひとつ収穫し、天日干しで乾燥させます。残暑の残る中での作業は、結構ハードです。
皮がついたままの椿の実は天気の良い日を選んでビニールシートに広げて、3週間から1ヶ月の間、太陽光にさらします。椿の実は乾くことで皮が割れ、中から椿油の原料になる黒っぽい種が現れます。
この椿の種を一つひとつ取り出し、ゴミなどを取り除きながら、さらに天日でじっくりと乾燥させます。十分に乾燥した種は、搾ったときの油の出が良くなります。
地味で意外と大変な作業なのですが、五島椿本舗の美しい「長崎椿オイル」をつくるためには、欠かすことのできない大切な工程です。